

4:00起床 … 雨の予報。
身支度を調えて御晨朝参拝の準備。
5:10 チェックアウトをして、荷物を預けて、宿舎のロビーに集合して御影堂へ。
5:30 御影堂のみでご晨朝。
勤行 讃仏偈
正信偈
冬至も間近、朝の夜明は特に遅い時期 … 境内は真っ暗。
6:10 安穏殿に戻って、日程説明、本願寺が準備下った七つ道具。
頭にかぶるタオル・軍手・貼るカイロ・貼らないカイロ・マスク 等々。
6:40 御影堂へ移動 … 辺りが白み始めました。
阿弥陀堂が修復工事のため、御影堂へ集合。
奉仕団地域の参加者も含めて400名以上。
お晨朝のお勤めの余韻の残る堂内で準備が始まり、
御影堂正面の扁額も被いがされて準備万端調っています。
お煤払いは、室町時代後期蓮如上人の時代にはすでに行われていたそうです。

7:00 御門主がお煤払いの作法をされます。
静まり返った堂内、大きな草鞋(鯨魚 げぎょ) 巻き藁で作られた長さ40cmほどの草履を
履かれた門主が御影の内陣へ進まれ正面で合掌礼拝の後、長さ4mほどの長い箒「お箒ほうき」
でお宮殿を払われます。外陣で一斉にお煤払いが始まります。
古式にならい外陣で待機されていた、宗門校の学生さんでしょうか、
1mほどの竹のたたき棒で横一列に並び、畳を連打しながら進まれます。
お煤払いの始まりまりです。
つづいて1列に並んで、竹の棒2本で畳を叩いて、縁側へ進みます。
後から大団扇で叩きだされた埃を送り扇ぎながら、埃を送ります。
箒で掃き出しお堂にたまった埃を払います。
お内陣は僧侶の担当区域です。
一旦廊下まで叩き終えると、再びもとに戻って廊下側へ叩きだします。
簡単そうですが、膝と腰にきます … 痛い!痛い! つい!
大団扇は各講や、門前町の方々有志が参加くださっています。
いよいよ欄間のお埃払いです。
軽々と随分高い梯子に上っての作業です。
今年度は欄間には上がらず、梯子からのお煤払いです。

作業も終盤です … 埃が舞って堂内はもやっています。
畳を叩き埃を外に扇ぎだす作業も終わり、箒で丁寧に掃く作業も終了です。
7:35 2本の竹棒の回収です。
1000本にも近い竹棒はお一人で善意で手作りくださったそうです。
7:40 埃が静まるまで、一旦安穏殿へ戻って朝食をいただきます。
本願寺が奉仕団のために準備くださった朝食をいただきます。
熱い豚汁 ・ おにぎり2個 ・ 味付け海苔 ・ 梅干し・塩昆布
つい口を付けて写真に気づきました。
朝食をいただいて、障子の外された御影堂へ。
内陣には大型送風機が設置され、埃を外に送っているようです。
内陣が270畳、外陣が441畳の御影堂の畳には白く埃が浮いているように感じます。
障子が外され、静かなで美しい御影堂を友と暫し眺めていました。
蔀度の上がった廊下から堂内。
黒光しているはずの廊下 … 履き出された埃で、白くなって
歩くと足形が付きますよ。
休憩後第2段階へいざ!!
舞っていた埃が畳に落ちて静まった頃、準備してくださった濡れ雑巾で畳を拭きます。
雑巾が汚れると新しい雑巾に交換。
職員さんの流れるような準備に感心!!

三度目の雑巾を使う頃には、どの位置を拭いても汚れは付きません。
畳を拭いても、廊下の隅々を拭いても、手摺を拭いても …
400名の奉仕団の凄さですね。
水拭きを終えて畳が乾くまで休憩のため、安穏殿へ戻ります。
10:10 最後の仕上げ、乾拭きをするため、御影堂に再々度移動。
雨が落ちそうな空、渡り廊下から御影堂へ。
最後の仕上げ … 乾いた雑巾を受け取って畳を拭きます。
隙間なく何重にもなって隅から隅まで拭きますから …
欄間の煤払いしてくださった宗門の学生さんでしょうか、周りの障子をはめてくださっています。
手順よくことが運びます。
最後の仕上げは一列に並んで、丁寧に廊下へと拭き進みます。
10:30 お煤払いの行事はすべて終了。
工事中の滴翠園 国宝飛雲閣を奉仕団のために開放してくださいました。
工事のため骨組みになった飛雲閣 ・ 黄鶴台。
飛雲閣から渡り廊下で結ばれている黄鶴台は、柿葺寄棟造りの床の高い建物です
後方は真宗興正寺派本堂です。
滴翠園 飛雲閣にある鐘楼
11:00 安穏殿へ戻って閉会式。
12:00 解散
13:30 リーガロイヤルホテルでで昼食親睦会
朝4:00からの始動、、長く長く感じた半日が終わりました。
15:30 自宅で待っていてくれた連れ合いと、熱いコーヒーで一休み。
自宅の煤払はさて?? いかがいたしましょうか ?? 多分省略。
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拙い日録をお付き合いくださいましたこと嬉しく思い感謝申し上げます。
有り難うございました … くる年もどうぞ宜しくお願い申しあげます。
それでは好い新年をお迎えくださいますよう。