
25日18:00、年に1度の町内会の総会に連れ合いが、行けないので参加。
こちらの地域、所帯数も人口も減少、ましてや小・中学生は0人。
「10年先には廃墟やなあ・・・・」なんてご近所さんと話す。
世話役(役員)を誰が引き受けるのかという話し合いはご多分に漏れずこちらでも
毎年難航しているようです。
そんなこんなで、1昨年から軒並みに2年交代の輪番制に決まりました。
今まで恒例になっていた清掃活動はお金を払って業者に委託、地域で建てた公民館の清掃すら、
業者にお願いしなければならなくなりました。
町内会費などの集金も1年間一括して24,000を総会に収めます。
月当番の廃止になったのです。
それだけではないのです … 建設当時全て新しく調えた備品。
当時は、葬儀は自宅や公民館で営まれました … 通夜、葬儀式の食事まで、町内の方たちで
炊き出し準備していたのです。
そのための大鍋、大きなガス釜、食器 50人~100人分の(茶碗、湯呑、グラス、お皿、
御猪口、御銚子、灰皿に至るまで。
今ではすっかり倉庫の邪魔物になり、有志で整理することになりました。
ほとんど全て軽トラに積んで廃棄物場でお金を支払って引き取っていただくことになりました。
ああああ!!笊とボールと大お玉 … お寺のお齋の準備にまだ不足していたので、
有り難くいただきました。
炊き出しをしていた当時は、そんな機会が地域とのつながりを直に感じていた時代でした。
ここ数年、同じ町内会のお方が姿が見えませんね…とお訊ねして、
初めて亡くなられたことを知るありさま。
引っ越されても同じように時の経過してから知ることになります。
まだ民生委員を努めていた10年位前までは、そんな希薄なことは無かったのになあ… と。
何だか先を考えると寒気がします。
地域で公民館を維持するには、 … 先ず耐震基準の問題が。
その費用は何百万円にもなることでしょう … 何れその支払いものしかかってきます。
超高齢の町内会の前途はとても険しいことです。
否定的なことばかりではなく、こちらの公民館でも2月から週2回(火)(木)「いきいき百歳体操」の
会場となりました。
高知市の医師や理学療法士が開発した高齢期に弱りやすい筋肉をDVDを見ながら効率よく
鍛える体操だそうです … 時間が取れなくて未だ参加できていません。
多分、おしゃべりもはずみ、「地域のつながり」を再構築できる機会になることでしょう。
地域の公民館を囲むように、建設と同時に桜の苗木も植えました。
花芽も膨らみ3月に下旬には、満開の桜を楽しむことができます。
華筵も、用水路の花筏も、花の浮島も、もちろん花簪も …咲き終わった花蕊の筵だって!!
桜は季節を信じて開花してくれます。
地域の公民館
飲料水など備蓄されています。
廃棄する食器などに使われていた古新聞 平成12年のものでした。
19年間、この公民館では葬祭のたき出し行事は行われていなかったようです。
善し悪しの問題ではなく社会の変化や少子高齢化による人の流動化、地縁の希薄化
葬儀に対する考えや・宗教観、価値観の変化や経済的な事情などによるものなのでしょうね。
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公民館の備品整理をして、思い付きで自宅の食器も入れ替えよう …
小鉢3種類、中鉢2種類にお暇を出て不燃物袋に入れました。
それに代わって好みの食器をメリカリで物色して、ボーンテャイナ小鉢、
金彩の美しい花柄の小鉢の2種類を送付していただきました。
中鉢は自宅に収納していた2種類と小鉢1種類を普段使いの棚に収納。
こんなことがなければ思い切ってお暇を出せない馴染みの食器。
連れ合いが新しい食器に気付いてくれるまでには、少々時がかかりそう・・・・・