玄奘塔を囲む美しい回廊では椿盆栽展が催しされています。
玄奘三藏院伽藍回廊の朱色がとても鮮やかです。
神社の鳥居にも朱色ですね。
朱色に魔除けを願ったためだと考えられているそうです。
朱色の原料「丹」には水銀が含まれているため、防虫・防腐剤に関連、
魔除けにつながったのかもしれません。
上 左 港の春
右 下 風鈴 1号
西回廊にも展示されています。
プリンセス雅子 そのように命名された椿です。
イカリ絞 (イカリシボリ)の枝変わりから生まれた品種
イカリ絞(イカリシボリ) 花は八重蓮華咲き、割りしべの中~大輪です。
花色は白地に濃紅色の縦絞りが入ります
胡蝶侘助 ワリンガーベル
野の香 ヒメサザンカ
奈良の三名椿の一つ、お気に入りの椿 糊こぼし(良弁椿)
東大寺二月堂の開山堂のお庭にあり、 四月堂の土塀越しに見ることができます。
落花した糊こぼし椿を4月堂の縁側に何故だか置いて?飾ってあります。
「お水取り」に、練行衆が使う造花の椿を作ります。
誤って赤い和紙の上に糊をこぼして、糊の斑点に椿が似ていたことから名づけられたと聞きます。
姫 椿 花の大きさは1cmぐらいでしょうか。
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白鳳伽藍内、鐘楼近く、五色八重散り椿 の若木に花が。
通常椿は、花弁が丸ごと地面に落ちるのですが、花弁が一枚一枚散り落ち
山茶花のように散る椿 … 地面に花弁が散っています。
白地に紅の縦絞りが基本色で、淡い紅色、薄い桃色に赤の絞り、白覆輪、桃色一色など、
五色に咲き分ける珍しい椿です。
八重咲きの中~大輪咲きのようです。
国宝 東院堂 近く朽ちた土塀に樹齢300年と言われる
さらら椿(讃良椿)
薬師寺は天武天皇が皇后の鵜野讃良が病のとき、その病気平癒を祈って建立。
鵜野讃良(持統天皇) 皇女(うののさららのひめみこ)の名から。
薬師寺には、玄奘三藏院伽藍、白鳳伽藍、散策道にも多くの種類の樹木や花が植わっています。
目立って多いのが椿の種類です。
椿は神聖な木として神社やお寺の境内に植えられています。
花会式にお供えの和紙の椿、奈良東大寺二月堂のお水取りの儀式にも、紅白の和紙の椿が
お供えされています。
「椿」春の喜び伝える木として生まれた由来があり、春の儀式花会式などには欠かせない花
なのでしょうね。