報恩講*雅楽・舞楽(万歳楽)公演 * おてライブ(ピアノ・スペシャルゲスト)

5月4日(土)

   晴天に恵まれ7:30 明日のお齋準備のためお寺の厨房に集合。

           10:00  下準備が完了して解散。


    報恩講法要 修行

    
          13:00 御伝鈔拝読      14:00 法要 

                                   勤行 念仏正信偈



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            法要後、 法話

                     龍谷大学院教授

                          葛野 洋明 師

                            御讃題  

          真実信心の行人は、 摂取不捨のゆゑに正定聚の位に住す。

           このゆゑに臨終まつことなし、 来迎たのむことなし。

            信心の定まるとき往生また定まるなり。
           
            

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                    19:00  夜のお座にお参り。

             
            日が長くなり遅くなった薄暮に提灯に明かりが灯り、本堂も明々と、右に太鼓楼。


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             19:00  法要 

                     勤行  初夜礼讃

                     法話    龍谷大学院教授 

                               葛野 洋明 師
 
                            御讃題

         諸仏の浄土の因、 国土人天の善悪を覩見して、 無上殊勝の願を建立し、

         希有の大弘誓を超発せり。

         五劫これを思惟して摂受す。


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            21:20  法要終了後、お齋煮物に取り掛かる。

                   お手伝い16名 … 頼もしい助っ人も。

            22:40  明日の準備を終えて帰宅。



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5月5日(日) 


                6:20   お齋準備のため集合

                       煮物全てに火を通す  … 酢の物準備 

                       蓮根・紅生姜(自家製)・南瓜・獅子唐・薩摩芋の天ぷら   



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                              酢の物の盛り付け



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                         順次仕上がった煮物などから盛り付け。



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      こだわりの飛竜頭、高野豆腐、椎茸、キヌサヤ(法友の畑から)花人参(1個づづ切り抜き)

      蕗(法友の庭より)六角里芋。

      酢の物(大根・人参・胡瓜)  ・ 煮豆(白花豆・紫福豆)


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                   残り物で試食会  …  人とのつながりを感じる時。

                   初めてお当番に参加くださった方もこの試食会で一気に和みます。





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           10:00  本堂ではマイクテスト … ゲストのジェシカさん。



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                11:00  おてライブ 1 

                       雅楽・舞楽の公演  …  奈良葛城楽所雅遊会の皆さま。




           雅楽は仏教とともに日本に伝わりました。

           歴史的には、大宝令(701)で雅楽寮が創設され楽人の育成、そして演奏がされました。

           奈良時代になると舞楽が行われるようになりました


           
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      前席の女性の方をモデルに狩衣・(差袴)・懐中用烏帽子衣装の着付け体験して

      説明くださっています。

 

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         初めて参加の方にも分りうよに、楽器 龍笛・篳篥(ひちりき)笙(しょう)を個々に

         演奏して説明くださっています。



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      752年東大寺大仏開眼供養会で歌舞音曲が奏され、日本の雅楽がますます盛んとなりました。

      正倉院の御物によっても伺うことができます。

      1300余年を経た今日まで形を変えることなく綿々と受け継がれています。




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                    雅楽演奏  五常楽  平調



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                    雅楽演奏  五常楽  平調  … 面を付けないで踊る舞。



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                         舞楽  万歳楽(ばんざいらく) 唐楽 平調



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                           本来、 四人舞ですが会場の関係で2人舞。



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                    浄照寺のご案内には、

      
      賢帝の治世に現れるとされる鳳凰が「賢王万歳」と囀り舞い飛ぶ姿を舞曲にして

   制作された説があり「煬帝万歳楽」「鳥歌万歳楽」という曲名としても奏されます。

   由来は中国成立説の時期として漢・隋・唐などと広く、我が国では用明天皇制作説が挙げられるなど、

   作曲及び、伝来にはあいまいな点が多い。

   何れにしても君主の治世を寿ぐ曲として即位式や法要などめでたい席において奏舞されることが
  
   多く、在位記念の切手の図柄としても採用されるなど、皇室の慶事と縁の深い演目になっています。



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          漫才楽の目を奪われそうな装束は

          襲かさね装束(常つね装束、平舞ひらまい装束ともいう)とのことです。



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        鳥甲をかぶり、赤地闕腋袍を片肩袒し、下には半臂、

        忘緒、下襲、表袴(これは丈長く、裾を紐で括る)、

        革帯、掛ふがけ、襪、糸鞋をつける。




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         平安時代そのままとも思われる姿が、今日も尚うけつがれている。




          糸鞋(しか) … 糸で組んだくつ。  豪華な紐の付いた 掛ふがけ 舞人が用いる脛巾。

                                  後世の脚絆(きゃはん)にあたる



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              はんぴ

             束帯の下具。袍と下襲との間に着る袖無しの服具。

             鳥甲 ・鳥になぞらえた冠で、舞楽の時、舞人や伶人が用いる。

             平安時代公家の鷹匠もこの種のものをかぶる。




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         赤地の闕腋袍(けってきのほう)片肩袒とする

         束帯の表衣である袍の中で腋を縫わない袍で、また襴という横裂を裾に付加しないもの。



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          艶やかな豪華な装束を拝見しているだけでも、うっとりした時間をいただけました。



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                   舞は単純な繰り返しのように素人は感じました。

                   舞の最終場面 … 



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                           凛とした姿で、退場されます。


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           12:00   おてランチ  

                   120食のお齋とお茶を皆さまにお配りします。

                   食前のことばを唱和していただきます。



                120食のお齋は最終には4?5食足りなかったとのことでした。


                食後にはコーヒータイムも設けましたよ。


          12:30  おてライブ 2
     
                     榊原明子さんとスペシャルゲスト、アメリカから訪ねてくださった
                    
                     ジェシカさん … 「日本語は少しね!」


                     榊原明子さんのピアノ演奏とおはなし。


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             スペシャルゲスト  ジェシカさん  若院の結婚披露宴でも歌ってくださった。

             京都でのライブ公演のために来日 …報恩講のスペシャルゲストとして歌って

             下さるために前倒しして来日くださったそうです。

             ちなみに … 浄照寺でお泊りとか・・・・
 


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             素晴らしい歌声 … 歌の曲目や意味は分りませんが、声量と表情はナイス!!



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               終わってお隣の席で少しお話(日本語)しましたよ。

               笑顔から零れる白い歯がとても素的。


               アンコールには少々困惑気味でしたよ … 

              メインはこれから厳修される報恩講御満座法要なのですが ・・・・・・・



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                 ジェシカさん、暫く京都に滞在されて歌われるとのことでした。

 



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  14:00   御満座法要

                   勤行   正信偈 

                   法話    龍谷大学院教授 

                               葛野 洋明 師

                        御 讃 題


          信楽の悲願、「大経」にのたまわく、

          (たとい我、仏を得たらんに、十方の衆生、至心信楽して、我が国に生まれんと欲うて、

          乃至十念せん、もし生まれずは、正覚を取らじと)。                 




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           16:30     引き続いて庫裏のお内仏さまが修復を依頼されことになり、

                     遷仏法要が厳修されました。


                     冷和元年の報恩講法要も無事終わりました。
 
                     来年の法要もお齋作りも参加できることを念じて、

                     一足お先に浄照寺を後にしました。

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