5月30日(木) 

年に一度の本願寺清掃奉仕。
奉仕とは名ばかり、世界遺産国宝に埋まれて、落ち着きのある
時間を過ごさせていただきます。
12:00前に本願寺御影堂門から …
目隠塀 切妻造、本瓦葺、真壁造の塀です。江戸後期の建築。
国宝 御影堂
寛永13年(1636)再建、東西48メートル、南北62メートル、高さ29メートル。
天然記念物 大銀杏 のグリーンが映えます。
「逆さ銀杏」とも呼ばれる樹齢約400年 、京都市の天然記念物に
指定されています。



国宝 阿弥陀堂(本堂)
現在修復中(2022年3月まで)
13:00 オリエンテーションの後御影堂に移動
阿弥陀堂の階段から縁側伝いに御影堂へ。
今回は参加者がやや少なく、総勢240名とゆったり。
昨年初めて清掃… 国宝 本願寺阿弥陀堂 附・渡廊下 附・喚鐘廊下
1日目は清掃が無く、国宝書院でお抹茶のおもてなしを受けるため、
龍虎殿から書院へ。
目にはいるのが 重文 南能舞台
現存する日本最大の能舞台で、 毎年5月21日の宗祖降誕会に
祝賀能が演じられます。
お抹茶接待を受けるため、 国宝対面所 (鴻の間)
国宝 対面所 (鴻の間)
203畳敷きの大広間。上下段の境の欄間に雲中飛鴻の彫刻があるので
鴻の間ともいいます。
障壁画は狩野派の渡辺 了慶 筆。
お菓子は 「松風」
お抹茶は 本願寺焼 天目茶碗。
金碧障壁画(松鶴図)
対面所下段左側の巨松と花鳥を描いた豪壮な金碧障壁画(松鶴図)。
絵の具にはすべて鉱物質が使われているため(金、銀、白は水晶、赤は珊瑚、緑は銅のサビ)
400年の歳月を感じさせない美しい色を残しています。
お抹茶をいただいた後、国宝 対面所から 雁の間、菊の間、雀の間、
白書院 、黒書院 と 案内してくださいます。
白書院の向かい側に 国宝 北能舞台
懸魚に天正9年(1581)の 墨書紙片があり、日本最古の能舞台とされています。
書院から東側に続く 国の特別名勝 「虎渓の庭」
桃山時代の庭園様式や手法を伝える、広さ760平方メートルの
「枯れ山水」の平庭。
江戸時代初期とされ、1955年に「本願寺大書院庭園」として国の特別名勝に指定。
左 … 亀島 右 … 鶴島
特別名勝 虎渓の庭
中国廬山のふもと虎渓を模して造られた江戸初期の枯山水庭園。
御影堂の屋根を廬山に見せた借景の技法を取り入れています。
体面所の東側、書院の東狭屋の間天井一面に、様々な形の書物が散らされています。
その中に、1匹だけ猫が描かれた巻物があります。
大事な書物をねずみにかじられないように睨みをきかせる???
どこから見ても目が合うことから、「八方睨みの猫」と .いわれますが …
小さな小さな..可愛い猫です。
反対側の今までお茶をいただいていた鴻の間。
緋毛氈を敷いた、203畳敷の空間。
直ぐに緋毛氈の手入れがされ、後片付けがされています。
15;25 御影堂向拝で記念撮影 … 御影堂内で門主ご面接。
16・00 控室安穏殿へ戻って、ご法話聴聞。
16:30 明日の日程説明の後、解散 … 宿舎 聞法会館へ移動。





17:40 夕食懇親会ためタクシーで会場
東山下馬町 フレンチ 「ル・ピックアシエット/Le pique-assiette 」
昨年と同じ場所 … 大変美味しゅうございました。
フロントに4:45のモーニングコールをお願いして一日の終了。
明日は親鸞聖人ご往生の地、角坊へ。