6月11日(火)



半世紀来の友人4婆、月に1度ささやかなランチと散策に
出かけています。
今回は紫陽花のお寺久米寺へ散策のため、近くの橿原観光ホテル
レストランで日替わりランチ。
食後、徒歩5~6分、近鉄阿倍野線踏切に面して、
真言宗御室派 久米寺 北門。
静かな北門から参道。
右手に本堂
観音堂の縁側で猫が気持ちよさそうに昼寝。
人馴れしているのでしょうね … 動こうとしません。
鐘楼と久米仙人像
伝説上の仙人。
大和国の竜門寺にこもり空中飛行の術を体得したが、吉野川で衣を洗う
女の白い脛(はぎ)に目がくらんで墜落。
その女を妻として世俗に帰った。
のち、遷都の際、木材の空中運搬に成功して天皇から田を賜り、
久米寺を建立した。「今昔物語集」「徒然草」にみえる。
久米寺の 多宝塔(重文) すぐ隣に以前塔が建っていた
「大塔礎石」があります。
その塔が失われてしまったため、1659年に京都・仁和寺より
移築されました
久米寺本堂 ご本尊は薬師如来像をご安置。
本堂は1663年に建立されたも。
本堂右側に紫陽花園への入園受付。
400円を支払って園内へ。
あまり大きなクスノキだったので、樹齢をお訊ねしました。
こちらのクスノキ(楠木)は樹齢350年だそうです。
直ぐに感じ取りました… 今年の紫陽花の花付の悪いことに。
一重 カシワバアジサイ スノークイーン
ヤマアジサイ種類すべての花付がいまいちです。
境内池をぐるっと紫陽花園になっているのですが、
今年はどうしたことでしょう …
蕾も少なく寂しい散策です。
小雨が止み、樹々の合間から差し込む陽が紫陽花を照らます。
零れ日の細い散策道を迷い道のようにつくられています。
一巡して多宝塔をまわるように散策道が続きます。
蕾の少ないのが残念ですね … 「天候の影響です!」…
と関係者のお方。
それだけでは無さそうにも感じましたが ・・・・
重文多宝塔下の高台から …
鐘楼近くのクスノキは 樹齢400年だと教わりました。
クスノキ(楠) クスノキ科 クスノキ属
クスシ(薬師)と同様に、クスリノキ(薬木)から。
重要文化財 多宝塔は、万治2年(1659年)京都・仁和寺より
移築されたそうです。
多分その頃に植えられたようですね。
クスノキの材は建材や仏壇、仏像、丸木舟などに利用され、
その耐久性の高さは、海中に立つ安芸の宮島(厳島神社)
の大鳥居を思い浮かべます。
法隆寺の救世観音像(夢殿)、百済観音像(大宝蔵院)、
中宮寺の弥勒菩薩半跏 像、法輪寺の虚空蔵菩薩立像などの仏像は、
いずれもクスノキの一本造りです。
再度樹齢400年のクスノキを見上げて溜息 …
このクラスのクスノキ他にも何本か!!