連れ合いの甥からの電話で、「急に決まったことで申し訳ないことですが、母が町田市に
引っ越すことになりました」 ・・・・・・ 

義兄が亡くなた後、兵庫県西宮香櫨園、姪の近くの介護付きマンションで住まいしていました。
甥の話では、少し介護の度合いが増したので、母に合う介護付き有料ホームを、姪の近くや、
関東の甥の近くで探していたそうです。
そんなこんなで、甥の住む近くの町田市で見つかったので、思い切って引っ越すことになったそうです。
義姉に電話を入れました … 「寂しいけど、仕方ない …・」
引っ越しまで残り4日 … もう少し早く知らせをもらっていたら …
4日、連れ合いが医大予約診察のため付き添い、11:00帰宅後、私のみ、義姉を訪ねました。
八木、鶴橋、大阪 阪神梅田、西宮の4ヶ所乗換、阪神香櫨園 … 所要時間、2時間。
姪たちで引っ越しの準備の真っ最中。
身の回りから、ひとり去り、またひとり去り、またひとり ・・・・・
いとまごいをして、姪が西宮までタクシーを呼んでくれて、今年 3月、難波周りの奈良行が開通
時間的にも乗換が少ないので便利だと教えてくれました。
タクシーの運転手さんが、「左手有名な西宮えべっさんですよ …」と教えてくださった。
重要文化財 大練塀
西宮神社から阪神西宮駅まで近かったので、タクシー降車後、
奈良行きの時間を確認、急いで引き返しました。
このご縁を外すと、まず訪れることは無いとわかっていたので …
正面に西宮神社表大門
通称赤門と云われる表大門は、桃山建築の遺構をのこし、
左右に連なる大練塀と共に、重要文化財に指定されています。
松林の参拝道が祈祷殿へと続く。
雨がぽつぽつ落ちてきました。
参道鳥居 … 正面社務所。
手水舎
おみくじの結びどころ
拝殿を挟んで正面に架かる 瑞寶橋 登録有形文化財
えびす宮総本社(西宮神社) 拝殿 本殿。
三連春日造と云う珍しい構造の本殿。
えびす宮総本社(西宮神社) 拝殿 本殿
日本に約3500社ある、えびす神社の総本社
四代将軍家綱の寄進になる国宝の本殿は、 昭和二十年の空襲により焼失。
昭和三十六年、桧皮葺から銅板葺に変わった他は、ほぼ元通りに復興されました。
神池には大きな鯉 … カキツバタ
おかめ茶屋で一休みの方々。
瑞寶橋 登録有形文化財
神池に架かり、拝殿正面に位置する石造の太鼓橋で、
六甲山産の花崗岩が用いられている。
円弧状の桁石の上を十七等分して敷石を割り付け、
青銅製の欄干を備えた丁寧な造り。
青銅製の欄干はとても趣が有ります。
社務所前のカーブかから鳥居と 注連鳥居
神池の島に祀られる市杵島神社:御祭神・市杵島姫命
神池の向こう側に六英堂。
六英堂東京丸の内にあった岩倉具視公の私邸の一部で、
岩倉具視、三條実美、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允、
伊藤博文の六人が度々会合を重ねたということから
その名が付けられたと言われています。
何度か移転されたのち、昭和52年、西宮神社に移築保存されました。
社務所前鳥居から鳥居の向こうは南門
一番福を目指して230m離れた本殿へ「走り参り」のため
通過するカーブ難所手前。
右 表大門 左 通用門へ。
雨粒が先ほどより増してきました。
毎年十日えびす大祭が終了すると、午前6時を期して表大門が開かれ、
外で待っていた参拝者は、一番福を目指して230m離れた本殿へ
「走り参り」をします。
これを「開門神事」といい、西宮えびす独特の伝統行事として、
江戸時代頃に自然に起こったといわれています。
本殿へ早く到着した順に1番から3番までがその年の「福 男」として認定され、
「福 男」には 認定証・ご神像・副賞そして特別の半被が授与されます。
阪神西宮から難波周りの電車を利用すると、30分も時
間短縮され帰宅しました。
多分これからの父母の法事にも来てくださることもないと思うと、
寂しさが込み上げます。
人ごととは思えません …