6月27日(木) 

昨日近畿の梅雨入りが発表されました。
平年より大幅に遅れていて、統計がある1951年以降で最も遅い記録だそうです。
5月初旬から決まっていた大阪近郊区間一筆書きの旅。
万葉まほろば線、桜井から和歌山線で畝傍駅まで … あいにくの空模様。
列車乗車だけの旅とはいえ、やはり大雨はいただけません。
この旅の参加者は法友8名。
JR 桜井駅から畝傍駅まで190円の乗車券を購入
JR桜井 8:20 万葉まほろば線 奈良 8:55 着
奈良 9:07 木津 9:14着 関西本線
木津 9:28 学研都市線 京橋 10:20 着
列車の中は婆たちの談話室に早がわり。
京橋 10:29 始発 紀州快速 和歌山行 (途中、日根野で(関空快速)切り離し。
始発なのでゆったり8名座席を確保できました。
車窓は雨に … 遠くの山の景色は雨にけむって山水画のようです。
こちらの車内もたちまち談話室に早変わりになり、外の景色以上に話が盛り上がっています。
和歌山 12:07 着
225系 和歌山発の列車 乗車口が全てボタン式です。
車内の温度を快適に保つため、列車のドアをボタン式で
開け閉めできるようにしているようです。
奈良では近鉄吉野線がボタン式になっていますね。
前もって水了軒に予約しておいた駅弁(小鯛の雀寿司)を、駅中央口へ受け取りに。
約束通り人数分とお土産分を受け取って、和歌山線ホームへ。
大阪近郊区間の大回り乗車に切符の検察が求められています。
和歌山線と和歌山市駅方面の列車が発着する、
7番・8番ホームに設置されています。
インターホンを押すと … 「どうされましたか?」…と。
大回りの旨を伝えると、ひとりひとり切符を置いて確認 … 快く、
「左端の改札を開けますので通ってください。」
和歌山駅 12:55発奈良行に乗車。
2019年春のデビューした新型車両227系1000番台の車両。
普段なら貸切のような列車ですが、学生さんがワンサ…
期末試験で下校が早いようです。
始発なので座席を確保 … 雨は止むことなく降り続いています。
和歌山駅を発車と同時に遅い昼食の駅弁をいただきました。
水了軒 小鯛雀寿司
尾をつけたまま握った形が、ふくら雀のように見えることから、「雀寿司」とも
呼ばれているそうですが、私たちにが選んだのは、切り身を使った小鯛雀寿司です。
小鯛を使った和歌山県の郷土料理。
「秘伝の合わせ酢で締めて握ったお寿司は
歯ごたえ抜群の鯛と合わせ酢との旨味が味わえ、
ふわりとにぎったシャリとの相性抜群」・とお薦めしていました。
小鯛雀寿司をそのまま醤油無しでいただきました。
酢飯の塩味が鯛の旨味を十分に引き出してくれています。
しっかり押して(握って)いるのか、とても美味しくいたきました。
お土産にもしましたよ。
2019年春のデビューした新型車両227系1000番台の車両は
ボックス席ではなく、横一列の座席 … 駅弁をひろげるのに少々躊躇。
勇気がいりました
自身筆頭に8婆が一斉に、駅弁をひろげていただきました。
車窓からは降り続く雨に煙る山々、田植えが済んだ早苗の緑が延々と続きます。
15:36 予定通り 畝傍駅に到着。
和歌山駅から各駅停車の旅 2時間30分 … お尻に根が生えそうです。
もおしゃべりは止みませんでした … いよいよ動く談話室の終了です。
JR畝傍駅は天皇家の畝傍御陵参拝のために造られました。
現在の駅舎は、昭和15年の橿原神宮紀元2600年祭式典にあわせて造られ、
貴賓室も備えていますが、現在は貴賓室の公開はされていません。
現在の御陵参拝は近鉄を利用されるので、これからも利用されることは
ないでしょう。
利用数の少ないので無人駅舎になっています。
広々とした駅前広場は、月極駐車場になっているようでした …
時代の移り代りを感じます。
徒歩5分の近鉄を乗り継いで、
「大阪近郊区間一筆書き万葉まほろば線桜井から
和歌山線で畝傍駅までの旅」が終わりました。