ラクウショウの紅葉が進んで落葉が盛んです。

足元の枯れ葉の中からニョキニョキ ??? 気根。

ラクヨウショウ(落羽松) ・ 和名はヌマスギ(沼杉) ヒノキ科(またはスギ科)ヌマスギ属

池を囲むように植えられています。
若芽の時期も好いですが、落葉の時期もまた趣があります。

ラクウショウ は、幹の周りに呼吸のための呼吸根(気根)が出てくるそうです。
土中の酸素が不足するため、地上の酸素を吸収しようとする工夫らしいです。

珍しい光景です … 散策には気をつけないとけつまづきますよ。

初冬の上池周辺のラクヨウショウ樹林。

あとわずかな日数で落葉が終り、枯れ枝のみになることでしょう。


ラクウショウの果実
紅葉が落下し、果実が落下し、冬を越して春に ・・・
そんな営みの繰り返しが、できることを喜びながら・・・
ラクヨウショウと向かい合うようにコブクサクラ(子福桜)が花を付けています。

コブクサクラ(子福桜)・バラ科 サクラ属

ユザクラの一種ですが、花一輪につき2~3個のサクランボがなるという珍しい桜。

この花には雌しべが複数(1~8本)あることも、
子宝に恵まれたものとして「子福桜」と名付けられたとか。
花は直径2~3センチほどの白い八重咲きで、ジュウガツザクラよりも一回りほど小さい。
花弁の縁に切れ込みがあり、花弁の一部が薄ピンク色、時の経過で花の芯の部分が赤くなる。

春に咲く華やかな桜も好いですが、見過ごしてしまいそうに、そっと咲く桜もまた桜。
この場所のコブクサクラ、ほとんど気付かれず通り過ぎてしまわれます。

自然の樹木や花から癒しをいただいた自然セラピー、
いただいた癒しは「五感」を働かせるといいます。
自然の中で耳や目、鼻、手足、味覚の五感のアンテナを研ぎ澄ませて、
樹々の息吹や風の香りなどで、季節の経過と到来を感じることができます。
私の1番の苦手な季節、冬の到来です。