秋篠寺 雨上りの苔むした金堂跡

1月29日(水)


西大寺で14:30の約束の時刻までの時間を利用して、

駅からバスで4・5分の秋篠の里に佇む秋篠寺へ。



今から1250年前、光仁天皇の勅願によって建立され、開山は善珠僧正と伝えられています。

平城京西北の外れ「秋篠」の地に建てられたためこう呼ばれています。

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秋篠寺東門。


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東門から砂利の参道 …両脇には苔むした庭に樹々。


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東門を入った参道の小さな建物、

「香水井」と呼ばれる井戸 ・・・  清浄香水と ・・・ 儀式で用いられるそうです。


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続く参道 ・・・昨日の雨で庭の樹々も深い苔も 鮮やかに光って見えます。


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ここにも井戸のようです・・・・


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輝きを放つスギゴケ(杉苔)


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ドングリもふかふかの寝床で。


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苔むした庭に蔓延る樹木の根っこの生命力、自然の偉大さに溜息。


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古い切り株を取り巻くみずみずしい苔に、歳月の流れを感じます。


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美しい苔の色と時の深さ


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美しい参道をひとり占め。


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1,250年の歴史を緑が覆ってるみたい。

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苔むした金堂跡

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今は、金堂や東西両塔の跡は雑木林になって苔むしています。


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国宝  本堂

平安時代末期に戦火のため伽藍の大部分を焼失し、鎌倉時代に講堂の跡に再興されました。


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今、この国宝の本堂には堂守さまと私の2人、

後にも先にも滅多にこのようなご縁は無いことでしょう。



本尊薬師如来の周囲には温和な表情を見せる日光菩薩・月光菩薩立像、

小さな十二神将像、透き通った美しさを見せる地蔵菩薩立像、


帝釈天立像、また不動明王像が安置されています。


特に著名なのが伎芸天(重文)で、諸技諸芸の守護神として

多くの芸術家や芸能人らに慕われ、優美な写実性は古美術愛好家に広く親しまれています。


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若かりし頃は、伎芸天を拝顔するために何度も訪れたものです。


本堂脇のアセビ(馬酔木)


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 伎芸天像を崇める場所に置かれた椅子に腰かけ、暫く無言で立像のお姿を拝顔。

自身の呼吸が聞えてきそうな静寂な本堂内。

手と手が自然に合掌。






本堂から眺めた開山堂、大元堂


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秋篠寺鐘楼


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本堂の裏側に白梅が


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白梅の蕾がほころんでいます。


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ヤエクチナシの果実でしょうか?


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大きな果実が鈴生りについています。


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開山堂

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大元堂 ・・・ 大元帥明王像をご安置


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お堂の周りには真っ赤に実の付いたマンリョウ(万両)が一面に。


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本堂前の正面から境内の眺め。


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国宝 本堂  天平時代の美しい寄棟造。


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 水の含んだ艶のある苔を振り返り見ながら  ・・・  


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何度も何度も振り返り ・・・ バス停へ。

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   奈良市の郊外、ひっそりと佇む「隠れ寺」のようなオフシーズン雨上りの秋篠寺。

   訪れる方も少なく、日頃のもやもやも吹っ飛ぶような環境で散策させていただきました。



  4半世紀以上にもなりますでしょうか ・・・ 

秋篠宮さまのご縁で秋篠寺が騒がしかったことを・・・・ふと。

  重文の伎芸天像、当時、秋篠宮紀子さまに似ているなどと・・・境内が押すな押すな・・・

  昔々の懐かしい一コマを想い出している自身が微笑ましかったですよ。

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