3月21日(土)

以前からの約束で、何時ものメンバーで奈良護国神社の椿まつりへ。
帰路のバス、二月堂のノリコボシツバキ(糊零し椿)を観よう…と 大仏前で急遽途中降車。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、外出を控えるよう・・・
やはり人は少ないですね。
鹿さんも実にのんびり。

奈良公園を対角線に近道 ・・・ ツバキ(椿)大きな傘に仕立てています。

旧春日野グランド辺りから大仏殿の黄金の鴟尾

二月堂の裏参道へ … 遠くから鮮やかな空に映えた桜。

近寄ってみると薄紅の葉も一緒に映えています。
お気に入りのヤマザクラ(山桜)のようです。

何時の頃からか、桜の中で一番のお気に入りになってしまった ヤマザクラ(山桜)

ヤマザクラ(山桜) バラ科 サクラ属。
日本に10種あるサクラ属の基本野生種の中でも代表的な種。
サクラの仲間では寿命が長く、ときに樹高30mを超える大木になる。
日本に10種あるサクラ属の基本野生種の中でも代表的な種。
サクラの仲間では寿命が長く、ときに樹高30mを超える大木になる。

満開のようです ・・・ 人もまばら ・・・知る人ぞ知る場所なので・・・
勿体ない・・・・・・勿体ない。
吉野の桜の多くはこのヤマザクラ(山桜)です …

古木で大木のアセビ 花が満開です。

国宝 東大寺 法華堂(三月堂) 枝垂桜
本尊の不空羂索観音立像(国宝)、梵天・帝釈天像(国宝)、
四天王立像(国宝)など天平彫刻の宝庫。
本尊の不空羂索観音立像(国宝)、梵天・帝釈天像(国宝)、
四天王立像(国宝)など天平彫刻の宝庫。

四月堂前から開山堂の庭
ノリコボシツバキ(糊零椿)別名 ロウベンツバキ (良弁椿)
向うに二月堂を仰ぐ
四月堂の縁側に、鑑賞のために置かれた落花した ノリコボシツバキ(糊零椿)

ノリコボシツバキ(糊零し椿)は、修二会で練行衆が、
二月堂のご本尊、十一面観音菩薩の前を飾る、
椿の造花を作る時に、和の赤い花に糊が零れ、
白い斑点が入り、糊をこぼしたようだと・・・

開山堂入り口に修二会で炊き上げられた籠松明・松明の2種類が置かれたいました。

二月堂舞台東南の角、修二会松明のクライマックスの位置、
ここの角で松明が揺すられ火の粉を振り落とされます。

二月堂舞台への急な石段

舞台からは大仏殿周辺や奈良市街地、平城宮跡、生駒山や二上山などの
奈良盆地の山々を一望することができます。

左、良弁杉中央に東大寺大仏殿

左 練行衆が上堂される登廊 … 中程は食堂、右 修二会参籠宿所。

童子が籠松明を担いで上堂する登廊

食堂から二月堂舞台

帰路は土塀に囲まれた石畳の裏参道から ・・・ シモクレンが満開です。

土塀と石畳の裏参道は、絵画や写真のモチーフとしても有名で、
これからの季節はスケッチをされる人や、カメラを向けている方が多くなることでしょう。

大仏殿の裏側へ下りてきました・・・柳の若芽がキラキラ眩しく輝いていています。

大仏殿への参道、コロナの影響で人出は考えられないほど少ないです。

南大門付近参道 殆んどのお方マスク姿です。

椿まつり、二月堂散策に友が感激。
何十年振りかの二月堂舞台に何度も何度も、好かった!好かった!と。
途中降車した甲斐がありました。
連れ合いが待っているので、お茶もしないで帰宅。
貴重な4時間足らずでした。