京都北野天満宮 * 上七軒通り

11月29日(月)


以前から北野天満宮「御土居の紅葉苑」へ行ってみたいと思っていたのですが、

今回そのご縁に恵まれました。

京都駅からタクシーで北野天満宮東門へ続く「上七軒」散策の入り口で下車。



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上七軒(かみしちけん)とは、京都市上京区真盛町から社家長屋町に位置する花街です。
地元の住民は「かみひちけん」と発音します。
室町時代に北野天満宮の再建の際に残った機材を使って7軒の茶店を建てました。
これが「上七軒」の由来で、桃山時代に豊臣秀吉が北野で大茶会を開いた折に
茶店側は団子を献上したところ大いに誉められて以来、
また西陣の結びつきで花街としての繁栄を極めています。



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千本格子戸は

現代的な建物とも違和感なく溶け込み好いですね。


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つなぎ団子

豊臣秀吉がみたらし団子を気に入って茶屋として許可が下りたと伝えられていて、

上七軒のシンボルマークはつなぎ団子をモチーフにしているそう。



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格子の町屋が続く建物の一角に上七軒郵便局が溶け込むようにあります。

二階に簾が掛かっています。

多分以前は町屋だったのでしょう。


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どちらの住いも黒の格子に二階からの簾


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切子格子に簾につなぎ団子の提灯


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上七件通りの最終地点 北野天満宮東門前。

こちらの おかもと紅梅庵 さんでお昼をいただきました。


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すっぽん鍋セット  分厚いサバを使った鯖寿司  ・・・絶品でした。


お土産に絶品の鯖寿司を ・・・ デザートの完熟ラ・フランスも


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全ての気配りをいただいたお昼ご飯に感謝。

すぐ目前の北野天満宮東門から・・・


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北野天満宮東門


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手水舎 台座に乗った牛 

北野天満宮では牛が神使であるとされているからだとか。



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東門正面


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東門から 国宝 本殿



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本殿東側の 透塀。


折曲り延長十五間(潜門一所含む)・檜皮葺。

豊臣秀頼が1607年造営したもので、国の重要文化財に指定されています。

透塀は、本殿を取り巻く形で造られています。


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車祓い所

本殿東側の透塀は西側の透塀は折曲り延長十六間・檜皮葺です。



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アクアブルーの空、細い枝に実をつけたビラカンサが重そうに垂れ下がる。


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全てと言っていいほど大木・・・見上げなければ樹の種類が分かりません。


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東門から本殿を周ります。


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石の間の東西から始まり、本殿裏側(北側)にある後門の両脇まで繋がっています。

上段に極彩色彫刻を嵌めた欄間、中段が朱塗りの連子窓風、

下段が塗りの無い板となっています。

「透塀」ですが、向こう側の本殿が透けて見えることはありません。



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本殿西側に脇殿があるため、西側の透塀が東側より一間長くなっています。


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拝殿西側から本殿 透塀


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西回廊から三光門、北野天満宮の中門です。

豊臣秀頼が1607年に造営、国の重要文化財。


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三光門から拝殿


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国の重要文化財。

極彩色彫刻の中に「太陽・月・星」があるから「三光門」の名付けられているそうです。

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国宝 拝殿 正面 修学旅行生たちでしょうか・・・

タクシーの運転手さんが7割ぐらい戻ったかも…と。


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境内の散策を終えて、今回のお楽しみ「御土居紅葉苑」散策。


絵馬所の前の御土居紅葉苑入り口で、入苑料1000円(茶菓子付き)。



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和菓子老舗 「老松」のもみじ苑限定の「北野大茶湯」

苑内ではお茶のみお菓子はお持ち帰りでした。

コロナ禍・・・このような些細なお楽しみの場所まで制限がかかっているのですね。


御土居 紅葉苑へ。

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