興福寺五重塔120年来の大規模修理・・・多分見納めに・・



近年仏婦の恒例になっている寺田知世さんの個展へお出かけしました。

寒空で一気に冬の到来を実感しています。


近鉄奈良駅前から県庁への登り大路の見納めの紅葉


2022_1201奈良公園0001.JPG


奈良文化会館前紅葉の絨毯


2022_1201奈良公園0006.JPG




2022_1201奈良公園0007.JPG


寒々しくなった奈良公園の鹿たち


2022_1201奈良公園0024.JPG


昼食は例年通り…奈良県庁の6Fから興福寺5重の塔を眺めながら・・・


2022_1201奈良公園20012.JPG


金剛葛城山系にどんよりした雲が・・・


2022_1201奈良公園20013.JPG


食事の後、屋上展望階へ。


2022_1201奈良公園20010.JPG


若草山


2022_1201奈良公園20002.JPG



中央東大寺ミュージアム * 国宝南大門 


2022_1201奈良公園20004.JPG


東大寺大仏殿 金色に輝く鴟尾 ・・・中央 二月堂


2022_1201奈良公園20005.JPG


春日山


2022_1201奈良公園20008.JPG



くっきり若草山の三重までも・・・銀杏の黄色が印象深く残ります。


2022_1201奈良公園20016.JPG



興福寺参道から五重塔へ


2022_1201奈良公園20021.JPG



国宝興福寺東金堂 ・五重の塔


2022_1201奈良公園0025.JPG


現在の塔は応永三十三年(1426)の再建で、 来年度より

およそ120年ぶりの建造物保存修理事業を実施されます。


2022_1201奈良公園20022.JPG


完成は8年先とか・・・多分これが見納めになるような・・・


主には屋根瓦の全面葺替及び軒回・造作等の木部修理、

漆喰壁の塗直しの工事だそうです。


2022_1201奈良公園20024.JPG


新しい中金堂


2022_1201奈良公園0028.JPG


直ぐお隣の重文南円堂


堂内には国宝 本尊の不空羂索観音菩薩坐像 四天王立像、法相六祖坐像が

安置され、全て慶派仏師の康慶一門による制作とされています。



2022_1201奈良公園0031.JPG


鈴なりのタチバナの果実(橘)


2022_1201奈良公園0034.JPG


御本尊側から右側に橘が植えられています。

南円堂は左近には桜ではなく藤が植えられています。


2022_1201奈良公園0035.JPG


南円堂の階段からから三条通りへ。

普段の賑わいに戻りつつあるのかなあ・・・


 



三条通りをJR奈良駅方向へ下り、上三条町の「アートスペース 上三条」の会場へ

画家、寺田知世さんの個展へ。


2022_1201奈良公園0037.JPG




2022_1201奈良公園0044.JPG



寺田知世さんは画家20年のキャリア。

「月刊 奈良」、「大阪 JA」表紙絵担当、

田原本町「浄照寺」の壁画の経歴をもっておられます。


寺田1.jpg



繊細なタッチ、鮮やか色彩は釘付けになって見入ってしまいます。


寺田3.jpg



寺田4.jpg


植物(花)などを書き終えるまでどうされているのですか?・・・と。


寺田5.jpg


「水を張った入れ物で管理して生き物ですから大切に扱います」・・・と。

奈良駅構内の喫茶で例年通り一休み後、「来年は来れるかなあ。。。」

異口同音、同じ思いの法友・・・


  



後日知ったのですが、資材の高騰の影響や修理前の初層周辺の調査に

時間が必要なことなどから、

五重塔素屋根の工事を延期することになったということです。

工事をいつ始めるかはいまのところ未定だということです。


それではこの塔を再度見ることが叶うかもしれません。