石光寺寒牡丹 * チョウジ(丁子)* ヤマモモ(山桃)



遅ればせながら謹んで新年のお慶び申し上げます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


友をお誘いして二上山の麓、石光寺の寒牡丹を観賞に。


石光寺山門 ・・・ 樹齢250年の百日紅



2023_0105223年1月6日石光0126.JPG


山門の左…樹齢250年のサルスベリの威風堂々な根元。

正面に阿弥陀堂があります。御本尊は阿弥陀如来。


2023_0105223年1月6日石光0003.JPG


受付から眺めた中将姫ゆかりの「染の井」と「糸掛桜」のお堂


2023_0105223年1月6日石光0002.JPG


中将姫が蓮糸曼荼羅を織成する際に蓮糸を染めたという井戸「染めの井」と、

糸を干したという「糸掛桜」があり、「染寺」と通称されている。


2023_0105223年1月6日石光0011.JPG


染野井前力強い寒牡丹の蕾


2023_0105223年1月6日石光0010.JPG


弥勒堂前の菰被り寒牡丹


2023_0105223年1月6日石光0005.JPG


「想観の沙」とありました ・・・「砂」ではなく、「沙」と。


2023_0105223年1月6日石光0006.JPG



   本堂右に弥勒堂・・・日本最古の石仏が出土。


2023_0105223年1月6日石光0008.JPG


1月1日より1月31日まで日本最古の弥勒石仏が御開帳されています。

日本最古、白鳳時代、これまでに出会った仏像とはちょっと違ったイメージです。

拝観させていただきましたが写真撮影は禁止。


2023_0105223年1月6日石光0017.JPG


弥勒堂前の寒牡丹


2023_0105223年1月6日石光0019.JPG


ミツマタ(三叉)ジンチョウゲ科  ミツマタ属の蕾が膨らんでいました。


2023_0105223年1月6日石光0016.JPG


二上山を望んで奥に広がる手入れの行き届いたお庭。


2023_0105223年1月6日石光0021.JPG


ロウバイの大木…御被りの寒牡丹



2023_0105223年1月6日石光0023.JPG


寒空に凛として咲く寒牡丹


2023_0105223年1月6日石光0026.JPG


沢山の蕾を蓄えています。


2023_0105223年1月6日石光0029.JPG


力強い若い蕾


2023_0105223年1月6日石光0030.JPG


鐘楼と山茶花


2023_0105223年1月6日石光0036.JPG


薦被りの寒牡丹が次々に


2023_0105223年1月6日石光0037.JPG




2023_0105223年1月6日石光0040.JPG


力強く感じ・・・こちらも頑張れる!!


2023_0105223年1月6日石光0047.JPG


膨らんだ蕾から・・・マンサク(万作)



2023_0105223年1月6日石光0050.JPG


マンサク(万作)マンサク科 マンサク属


2023_0105223年1月6日石光0051.JPG


寒牡丹は40種類もあるそうです。


2023_0105223年1月6日石光0058.JPG



2023_0105223年1月6日石光0060.JPG


寒牡丹の特徴はグリーンの葉がありません。


2023_0105223年1月6日石光0068.JPG


蕾から何かをいただきました。


2023_0105223年1月6日石光0069.JPG


樹々の間から赤い花を、見つけると・・・チョウジ(丁子)

蕾は釘に似たお花です。

チョウジ(丁子) フトモモ科 フトモモ属



2023_0105223年1月6日石光0071.JPG


   乾燥させたものは錆びた古釘のような色、香辛料として生薬としても使われる。



2023_0105223年1月6日石光0072.JPG


カンザキアヤメ(寒咲き菖蒲)  アヤメ科 アヤメ属

2023_0105223年1月6日石光0076.JPG


ヤマモモの実の生る木からこんな花が・・・一瞬!!ヤマモモの花!!

ヤマモモの樹に絡みついた馬酔木の花

アセビ ツツジ科  アセビ属


2023_0105223年1月6日石光0078.JPG


ヤマモモ(山桃) ヤマモモ科  ヤマモモ属 たわわに実っています。

2023_0105223年1月6日石光0080.JPG


庫裏に続く庭


2023_0105223年1月6日石光0084.JPG


いくつもの薦被りの寒牡丹


2023_0105223年1月6日石光0105.JPG


珍しい白の寒牡丹


2023_0105223年1月6日石光0088.JPG




2023_0105223年1月6日石光0090.JPG


庫裏に続く庭の薦被りの牡丹と大木のロウバイ(蝋梅)



2023_0105223年1月6日石光0099.JPG


満開の寒牡丹


2023_0105223年1月6日石光0109.JPG


寒牡丹と、山茶花の落花弁が敷き詰められた庭


2023_0105223年1月6日石光0111.JPG




2023_0105223年1月6日石光0112.JPG


牡丹は落葉樹ですから寒牡丹は茎が細く、短く、葉がほとんど出ません。

出ていても赤紫っぽい軟らかいものです。

自らを護るためかもしれません。

何となくタラの芽を思い出します。

凛と咲く冬の花の代表ですね。