古寺岩船寺を後に、約1.5Kmの山里の道を今回は車で移動。
以前には石仏群を散策しながら浄瑠璃寺参道へ。
今回は修復完了した七体の阿弥陀様を拝観させていただいたことでした。
当尾は古くから奈良仏教の影響を強く受け、多くの寺院が建立されてそうですが、
後の兵火などで焼失、今は浄瑠璃寺、岩船寺、石仏だけが残ったそうです。
浄瑠璃寺総門 美しい長い土塀が続いています。
浄瑠璃寺鐘楼 ・・・ 山寺の風情が・・・
平安時代に作庭された京都で最も古い庭園の一つ「浄瑠璃寺庭園」は、
庭の国宝”国の特別名勝および特別史跡に指定されています。
苑池の中島に造られた弁天社
玉石で洲浜が、7石で石組が施されています。
洲浜は、池泉の水を美しく魅せる技法だそうです。
浄瑠璃寺庭園は浄土式庭園。
浄瑠璃寺庭園は浄土式庭園。
奈良時代には仏教の伝来とともに、「浄土」への往生を願う
「浄土思想」を表現した庭園。
池の西側に国宝九体阿弥陀堂が配され、東から礼拝する西方浄土の世界を。
こちら側此岸、 春分・秋分には太陽が三重塔から昇り、
本堂・・・正面十一面、側面四面、単層、屋根は寄棟造、本瓦葺です。
内側九間には観音開きの板戸が付けられており、
苑池の向うに国宝九体阿弥陀堂
池の西側に国宝九体阿弥陀堂が配され、東から礼拝する西方浄土の世界を。
こちら側此岸、 春分・秋分には太陽が三重塔から昇り、
九体阿弥陀堂に沈むように設計されているそうです。
国宝三重塔
ご安置の薬師如来
東の如来…薬師は過去世から送り出してくださる仏・・・過去仏
緑が眩しい…国宝 三重の塔
苑池を一回りするように散策道が。
散策道あちらこちらにアザミの花を多く見かけました。
ひとまわりして国宝九体阿弥陀堂へ
本堂・・・正面十一面、側面四面、単層、屋根は寄棟造、本瓦葺です。
本堂正面
内側九間には観音開きの板戸が付けられており、
さらにその内部には障子戸がはめられています。
扉は内部にご安置されている九体の阿弥陀如来像の前が開かれています。
本堂は九体阿弥陀如来像を礼拝するために造られたお堂のようです。
本堂は九体阿弥陀堂とも、九体寺とも呼ばれ人々に親しまれてきました。
2018年から進められてきた、国宝、九体阿弥陀如来坐像の修復作業が、
本堂内2ケ所の空間のには、阿弥陀様が修復中と案内されていました。
最後に修理に出されていた2体の阿弥陀仏を、本堂に戻す前、
本堂内拝観受付へ・・・受付前の手水舎でしょうか・・・
手作りのような素朴さが好いですね。
2018年から進められてきた、国宝、九体阿弥陀如来坐像の修復作業が、
5年の歳月を経て、今年初夏に完了するそうです。
撮影は禁止。
本堂裏側の11間の長い縁側廊下
今この本堂には修理が終了した7体の阿弥陀様・
国保四天王立像がご安置されていいます。
国保四天王立像がご安置されていいます。
本堂内2ケ所の空間のには、阿弥陀様が修復中と案内されていました。
最後に修理に出されていた2体の阿弥陀仏を、本堂に戻す前、
奈良と東京上野の博物館で、同時に南山城周辺の仏像をご安置するようです。
浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展
聖地 南山城
―奈良と京都を結ぶ祈りの至宝―
令和5年(2023)7月8日 (土)~令和5年(2023)9月3日 (日)
裏側縁側廊下反対側から
石仏が樹々のあちらこちらに・・・
浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展
聖地 南山城
―奈良と京都を結ぶ祈りの至宝―
令和5年(2023)7月8日 (土)~令和5年(2023)9月3日 (日)