寺内町一身田 ・ 真宗高田派 本山 専修寺


連れ合いが隔週かかりつけ医M先生の往診を受けています。

その都度、夜の診察時間に処方されたお薬をいただきに行きます・。

待合室で手に取った夏の旅の雑誌。

目に留まったのが・・・一身田・・・???珍しい地名。

三重県津市。


それなれば特急火の鳥を使って訪ねてみましょう。

八木 9:29  停車駅 津 10:24


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金鉄 津  10:24 着


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JRへ乗換

JR 津 10:28  亀山行  一身田 10:32

JR 一身田 いしんでんと読むのですね。


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一身田駅(いしんでんえき)

三重県津市大里窪田町東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線の駅



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木造の鄙びた駅舎


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駅の郵便ポオスト  懐かしい風景


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駅舎前のお宅の軒・・・燕の雛が親鳥を待っています。


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一身田駅から2~3分 寺内町入り口の赤い橋。

「桜門」の跡に建つ赤い「安楽橋」

桜門は、かって京都方面への出入口だったそうです。

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安楽橋を渡ると寺内町の中心、専修寺白い土塀、白い線が5本入ります。

定規筋といって、線の数で格式の高さを表します。

京都御所も同じでしたよ。 


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寺内町風景


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重要文化財唐門 から境内へ。


如来堂正面にある四脚門。

良質の欅を用い、装飾で空間を埋め尽くしたような豪華な建築。


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新州高田派 本山 専修寺(せんじゅじ) 唐門から御影堂


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真宗高田派本山 専修寺  如来堂  左 太子堂


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唐門から正面に如来堂

本願寺派では阿弥陀堂になるのかなあ・・・

鉢植蓮の花


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蓮池と135鉢程の蓮鉢があるそうです。

高田本山専修寺では蓮のオーナー制 ・・・ 蓮鉢には氏名が。


蓮の種類:約35種類

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お浄土に咲くといわれる蓮が夏の初めから終わり近くまで楽しむ事ができますね。


御堂を飾るこの蓮を美しく咲かせ続けるため、


「高田山・蓮の会」蓮のオーナー制 ・・・ 納得。

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唐門


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後方 国重文 通天橋


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通天橋 蓮鉢


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 国宝 御影堂の甍


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後方 国重文 山門


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山門と蓮


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国 重文 山門

    御影堂の正面にあって、専修寺伽藍の総門。

五間三戸二階二重門の形式になっています。

これは山門として最高の格式です。

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鐘楼  国重要文化財


慶安5年専修寺第15世住持堯朝上人の7回忌に鋳造されました。

御堂での勤行前に撞かれるそうです。


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ラピスラズリー色の空に 国宝御影堂


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少しお早目の昼食は境内の高田会館で。

会館前のハンゲショウの群生


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昼食の座席から眺めた蓮池・・・まだ蕾が多いようです。


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国宝 御影堂 甍


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妻飾りは二重虹梁組みで、懸魚も典型的な三つ花懸魚で、手堅い細工が見事。


破風板に金色に輝く五七桐紋の金具を貼りつけ、落ち着いた重厚感を感じます。

鮮やかな色彩の懸魚に見入ってしまいました。


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御影堂  国宝

 開山親鸞聖人の木像を中央須弥壇上にご安置し、

歴代上人の画像を両脇壇および両余間に敬置するお堂。

畳七百二十五枚が敷かれて、国宝木造建築の中でも五番目の巨大な堂だそうです。


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山号 高田山と刻まれた  ・・・ 重みのある天水受け


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 通天橋は、御影堂と如来堂を結んでいる廊下の橋です。

  高床式で板張りの廊下は、長さ約31メートル、幅約6.8メートル。


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屋根付近には彫刻も施されています。

建築は、寛政12年(1800年)、国の重要文化財にも指定されています。

如来堂廊下


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通天橋から 如来堂縁  境内


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国宝御影堂から重文山門


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如来堂前の案内板に勘六松のいわれ・・・と。

  

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如来堂は、享保4(1719)年に建立の発願があって以来、

29年の歳月を経て、寛延元(1748)年に落成しました。

しかし、軟弱な地盤のため工事は難航したそうです。

そんな折、勘六という大工が自ら地突きの穴に飛び込み、人柱となったそうです。

 その遺徳を偲んで、如来堂正面東側の礎石には法名が刻まれています。

その近くに巨大な松が生えていたのですが、

 枯れてしまい、その切り株を保存しているのだそうです。


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切り株の年輪の隙間にお賽銭の硬貨が埋め込まれています。

遠くから眺めると不思議な文様に見えたので近寄ってなるほど・・・。



手水舎



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国宝 如来堂 御影堂  ラピスラズリーの空



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真夏日越えの気温、参拝拝観後あまりの暑さに・・・

寺内町散策はパスに。


JR一身田 13:31 JR 津 13:34

近鉄 津 14:21  難波行特急  八木 15:18

予定通り帰宅。

連れ合いの通所リハビリの帰宅準備にも余裕。

介護側に気持ちの余裕をいただける大切な時間でした。

お付き合いくださった友に感謝。