以前から約束をしていた4婆でランチと散策。
今回は御所のうなぎ「千里」で早めのお昼をいただきました。
御馳走を頂いてから写真を撮るのを忘れたことに気づきます。
最近特に??・・・どうしてなんだろう・・・と不思議!
食いしん坊?・・・・少々‥探し物の時間がおおくなりました。
もしかしたら始まったのかも・・・




御所から五條市「うちのの館」 登録有形文化財「藤岡家住宅」へ
以前何度か訪れていますが、展示品が異なるので楽しみです。
駐車場の白壁に埋め込まれた鬼瓦
細い道路にお沿って連子格子のお屋敷
入館料300円 を支払うと、館内の案内のお方がご一緒くださいます。
薬商、薬種商、両替商のほか、江戸時代初期には傘屋も営んでいたんだとか。
展示物の多さから、その様子がうかがえます。
藤岡家の当主は(現在の五條市)出身の内務官僚であり、
藤岡玉骨という名前で歌人・俳人として活動をされいたそうです。
与謝野寛さんや与謝野晶子さん、高浜虚子さんなどに師事して
『ホトトギス』で活躍、森鴎外さんや南方熊楠さんなど多くの文人と
交流があった方なんだそうです。
今回の展示は牧野富太郎を継ぐ時代・・・
大植物図鑑の展示
展示場の内蔵・・・・ 今の時代では手に入りにくい大松の梁
立派です・・・ この梁は洗いをかけて再利用去れたそうです。
今現在見かけるお花や生き物たちも・・・
写真ではなく全て鮮明な手書き
興味深く観覧いさせていただきました。
三つ葉葵の紋所の台に置かれた図鑑
図鑑からコピーされたものが展示されています。
展示場から大広間へ移動
濃厚に塗られた漆喰の…煙返しが引き立っています。
大広間・・・27畳
それとなく本物・・・武者小路實篤四師の額
鑑定済だそうです。
魅了されたガラス…手作り・・・景色が波打っています。
今の時代では手に入りません。
1枚も割れていないそうです。
当主は「玉骨」という歌人の与謝野晶子・与謝野鉄幹・石川啄木など
俳人の高濱虚子や阿波野青畝との親交があり句会を開いたお座敷。
床柱は珍しいイチイだそうです。
天井板は全て屋久杉
床にそれとなく飾られた本物の棟方志功の額
珍しい摺り上げ障子の横滑り編??
縦に切り取って景色を眺めるそうです。
喫茶室。
板絵に描かれた紅梅は高山正宜画「長兵衛梅」。
こちらでコーヒーを頂こうと思っていたのですが・・・
コロナ過のつづき・・・休業中残念でした。
天井に映る傘の影絵が素敵。
廊下を挟んで貴賓室へ。
素敵な欄間
襖絵は「琵琶湖」が描かれています。
貴賓室から玉骨の書斎へ。
狭い階段を上ったところにあり、まるで隠れ家のよう。
窓から金剛山がすぐ近くに・・・
書斎から眺めた庭の漆喰の白壁と百日紅
30分の案内になります・・・とおっしゃてたのが100分にも・・・
説明を聞きながらゆったり拝観させていただきました。
こちらは何故だか何度訪れても・・・・
懐かしく感じます・・・
喫茶が利用できなくて残念でした。
又のご縁に。