前回訪ねて10年位は経過しているでしょうね。
紅葉の季節になると何度も訪ねたくなる酬恩庵(一休寺)。
友がお付き合いくださって・・・紅葉を堪能させていただけいました。
近鉄新田辺駅からタクシーで5分ほど。
開山一休禅師 酬恩庵 (一休寺) 総門前
参門前、能楽発祥の碑・・・薪神社への参道
参門からなだらかな参道・・・左手、手水舎
手水舎の前の燃えるような紅葉
総門を入ってすぐ左側の「一休禅師墨蹟碑」
一休禅師がお書きになった書体で、「諸悪莫作、衆善奉行」
最高の紅葉を愛でる縁をいただきました。
苔むした参道両脇の紅葉
フカフカの苔に落葉する紅葉葉
参道直ぐに・・・重要文化財に指定されている 「浴室」
室町時代のお風呂「蒸風呂」で、薬湯だったそうです。
室町時代のお風呂「蒸風呂」で、薬湯だったそうです。
浴室の左、3本の杉の木
三本杉
元は一休禅師、蓮如上人、蜷川新衛門の三人による
お手植えの杉として500年の緑を湛えていたが
寿命となり今は昭和40年に植えられた2代目だそうです。
宗純王廟(一休禅師のお墓)
禅師は文明13年(1481)11/21に88歳で示寂された。
寿塔を立て慈楊塔と名付けられた。
現在墓所は宮内庁が御陵墓として管理をされており
門扉に菊花の紋がある。
中門から眺めた 「庫裏」
この庫裏は方丈新築時に同じように前田家の手で新築されたものであり、
江戸初期の建築様式をそのまま残している。「方丈」
江戸初期の建築様式をそのまま残している。「方丈」
真正面に珍しい樹齢は約400年といわれる
「しだれ松」 苔の間近まで枝垂れている。
庫裏入り口から参道緑の樹々から漏れる緋い紅葉
庫裏玄関直ぐ右手井戸・・・その向うに方丈欅回廊
方丈は住職の接客や仏事を行うところ。
江戸時代慶安3年に加賀三代目藩主前田利常公の寄進により再建された。
欅の縁側が美しい。
風雪雨に曝された年輪の細かい厚い欅が、鑢で磨いたように丸く・・・
紬織職人さんの爪のような形・・・気の遠くなる歳月を感じます。
方丈庭園 国の名勝に指定されています。
南庭・サツキの刈り込み・サザンカ・ソテツなどが植えられており、
白砂利が敷き詰められ砂紋が浮きあがっています。
虎丘庵
虎丘庵は屋根は檜皮葺。
一休禅師74歳の時、東山の麓から応仁の乱のためこちらに移築したもの。
鮮やかな緋
方丈から宗純王廟(一休禅師の墓)
方丈東庭
東庭は大小の石が立ちまた横になる様を十六羅漢になぞらえたとされる。
方丈北庭
北庭は禅院枯山水の蓬莱庭園
東北隅に約2メートルの巨石を配し観音石として用いている。
石組で枯れ滝を表現した、禅院枯山水の蓬莱庭園です。
本堂(法堂)への参道
重文酬恩庵 本堂(法堂)
室町幕府の六代目将軍、足利義教の帰依により建立。
山城・大和地方の唐様建築中で、最も古い建造物で、
重要文化財に指定されています。
本堂の内部には本尊釈迦如来坐像と文殊・普賢菩薩像が
ご安置されています。(案内より)
宝物殿への散策道
宝物殿(一休禅師頂相、一休禅師遺偈他)
一休禅師の頂相や遺偈などの墨跡他を展示されています。
一休さん石像
少年一休さん像…手に箒を持ったお姿
開山堂 このあたりは妙勝寺の旧跡にあたるところ。
酬恩庵(一休寺)は、もとは妙勝寺、大応国師によって禅の道場として草創された。
その後、元弘の戦火で荒廃していたものを六代の法孫にあたる一休禅師が再興し、
師恩に報いる意味で 「酬恩庵」 と命名された。
放生池には一面に睡蓮・・・
一瞬の晴れ間に池に映る樹々
お馴染みの「このはし わたるべからず」
真中を渡りました。
橋の真ん中を渡って「石仏群のある二十世紀の森」を散策
不思議な形の石仏群
少々不気味な参道を明るくしてくれる紅葉
美しさに足を止めました。
中門の前に重文で入母屋造りの鐘楼。
はかま腰で背が高く、仰ぎ見る屋根裏の構造は、凛として美しいです。
杉苔の上に舞い散る紅葉葉
今日明日が最高かなあ・・・
怪しい空模様・・・何とか散策の間は・・・
冷たい風が紅葉を容赦なく落として・・・2・3日中には
フカフカの紅葉の絨毯に変わることでしょう。





お昼前に一休寺を後にして昼食場所に・・・
近くの池のほとり・・・「やまぼうし」
12時過ぎ・・・名前を書いて待ち席で。
大きな窓枠から池のある静かな風景が広がり・・・
池に迫出た古木の紅葉の下に群れる青鷺や鴨たちを眺めながら
ゆったりとした待ち時間が流れています。
待ち時間30分、「季節のお任せごはん&デザートプレート」をお願いしました。
季節の野菜をふんだんに使って、素材の味が活きたメニュー。
デザートのチーズケーキ・シホンケーキ・苺アイス
美味しかったので欲張りました。
コーヒーを飲み終えて写真を撮り忘れに気付きました。
最悪!!
いい気分でお店を出た途端・・・いきなり冷たい俄雨風・・・



濡れなあら急ぎ足で…駅へと。
駅に着く頃にはすっかり雨は止んで太陽が・・・
目まぐるしく変わるお天気のご縁でした。
気付きました・・・満腹感は夕食時にも変わらず・・
夕食無し・・・老いたんですね・・・胃薬を飲んで休みました。
翌朝もその続き・・・飲み物だけで済ませました。
食べれ無くなったこと痛感・・・

すでに食にも老い、自覚して今後につなげます。