長谷寺本坊ショウジョウノムラ(猩々野村)床紅葉 * 十月桜


嵐の坂菊回廊から開山堂を経て本堂へ



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国宝 長谷寺本堂

686年創建の真言宗豊山派の総本山。

古くから観音信仰の聖地であり、日本最大の観音像がご本尊です。

境内では四季を通じて美しい花々と出会えるので「花の御寺」としても。


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国宝。本尊を安置する正堂、相の間、礼堂から成る巨大な建築で、

前面は京都の清水寺本堂と同じく懸造(舞台)造りになっている。


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舞台から眺めた「昭和の名塔」と呼ばれている五重塔


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天狗杉


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本堂…舞台


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南側舞台からの眺め・・・十月咲桜が満開


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ジュウウガツザクラ(十月桜)

ジュウガツザクラ(十月桜)は、エドヒガン系で

コヒガンザクラ(小彼岸桜)の雑種。

二季咲き(秋冬咲き)で、その名の通り10月ごろと春の年2回、花を咲かせます。


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花の寺・・・美しいです。

天狗杉の向うに本坊が。


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 鐘楼 尾上の鐘と呼ばれる

 登廊を登り切った所、鐘楼(重要文化財)

 藤原定家が詠んだ 

 「高砂の尾上の鐘の音すなり 暁かけて霜や置くらん」


~時の鐘と時の貝~

 長谷寺の鐘は午前6時と正午の二度撞かれ、正午には法螺貝も吹かれる。

 そして、夜8時の法螺貝で長谷寺の時報は終わる。

          案内板より


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ご本尊を参詣して開山堂から本坊への参道

苔生した石垣、美しい。



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紅葉とドウダンツツジの緋色。


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本坊への参道


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本坊境内から本堂 鐘楼


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蔵王堂 、登廊 、鐘楼 、本堂


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鐘楼、本堂 舞台


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本坊玄関


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本坊玄関から床紅葉


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 磨かれた床に庭の紅葉が鏡面のように映えます。

 偶然が成し得た風流な眺めなのでしょう。


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雲の割れ目の晴れ間・・・西日が・・・


床に映る紅葉は、以前こちらの本坊の僧侶に教わったことがあります。

 紅葉の種類は、ショウジョウノムラカエデ(猩々野村楓)

ムクロジ目ムクロジ科 カエデ属

  猩々(能) 猩々緋 の色 ・ ノムラはもみじの種類。

ノムラカエデ(野村楓)の園芸品種で、年中葉が赤紫色です。

葉の切れ込みは深い。


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本坊から振り返って本堂、舞台、鐘楼、登廊、天狗杉、等が一望できます。



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参道に植えられている春咲き牡丹・・・紅い冬芽が・・・

春に咲き誇る様子を想い浮かべながら・・・

長谷寺は四季を通して至福の景色を頂けます。