吉野町宮滝 宮滝展望台から

7月20日 ☁

連日猛暑日が続く日々を過ごすなか、

「津風呂湖ダムの湖面で涼しい風を感じませんか?」との

お声がかかり、二つ返事で同行させていただきました。

津風呂湖遊覧の運航時刻が11:00

少し余裕があるので、宮滝遺跡のある宮滝へ。


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飛鳥時代の天皇、斉明天皇が吉野にお造りになられた離宮。
以来、大海人皇子(後に天武天皇)、
持統天皇、文武天皇、元正天皇、聖武天皇などの行幸がありました。
特に、大海人皇子が吉野宮に来られた時には、壬申の乱という大きな内乱の起点となり、
古代史上、大きな役割を果たしました。
また、天皇の行幸と共に、万葉集などの歌が詠まれました。





遺跡は赤い屋根の建物 吉野宮滝野外学校もとは閉校した吉野町立中荘小学校

の後方部分に位置します。


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大台ケ原に源を発する吉野川の上流にあり、巨岩奇岩が両岸に迫り、

瀬と淵が交錯する景勝地。


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「夢のわだ」 意味不明でしたが、矢印の方向を確かめると

吉野川に合流している流れが見えました。


案内によると、吉野の金峰山と水分山から流れ出た川が合流した川で、

ここ宮滝で吉野川に流れ込んでいるそうです。


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「万葉集」にも詠まれている「夢のわだ」

『我が行きは 久にはあらじ 夢のわだ 瀬にはならずて 淵にもありこそ』

                        大伴旅人


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 天武天皇・持統天皇がしばしば訪れた吉野離宮の跡と推定されている景勝地

宮滝展望台からの吉野川の水、奇岩美しいです。



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川辺の大きな岩に若い方たちが・・・近くのキャンプ地に来られているのでしょう。


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滞在用の駐車場のみで、車は展望台の道路に駐車。

「中岩の松」と案内。



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「中岩の松」直ぐに理解出来ました。


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柴橋を渡った直ぐ側の松の美しさ・・・



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奇岩と緑の並ぶ松の樹々の美しい調和・・・


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裏側の案内「滝つ河内」 吉野川が大きく蛇行し川幅が狭くなり

高さ10mの奇岩怪石が1kmに連なり屏風のように。

展望代からは困難。


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紅い屋根の後方一帯

天武天皇・持統天皇がしばしば訪れた吉野離宮の跡と推定されています。



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美しい澄んだ水と渓谷、形の良い松並み・・・個々に美しいです。


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早い到着で、聞いてはいたのですが訪ねたのは初めて。

展望台からの眺めだけだったのですが、何度か訪ねたような

懐かしい景色に感じました。

津風呂湖遊覧船運航時刻11:00が近づいてきました。